赴任4ヶ月を迎えて

赴任4ヶ月を迎えて

まえがき

ドイツに来て3ヶ月が経過した。何か書こうかとブログの管理画面を見ると、「赴任4ヶ月を迎えて」という2015年の下書きが目に入った。ボツワナでの3ヶ月目での記録だ。当時なぜ公開しなかったのかは、覚えていないが、ドイツでの3ヶ月となにか違うか考えてみようと思った。

【ボツワナ2015年】

気がつけば11月。熱中症っぽいもので今日は倒れていました。昨日の独立50周年記念イベント(来年が独立50周年です)で5時間炎天下に晒されたためだと思います。突然のイベントに対応できるように帽子は持ち歩きたいと思います。(学生と一緒に途中で帰ればよかったんですが)

【ドイツ2020年】

気がつけば3月。季節の変わり目で若干風邪気味か咳が出る。コロナウィルス騒動も北イタリアでの感染拡大を受けてドイツでも感染が広がりつつあり、「コロナウィルス」の影が見え始めた。日本では学校が3月は休校になったりなど大変な様子だ。

【ボツワナ2015年】

さて、気がつけば4ヶ月が経とうとしています。配属先で働くようになってから3ヶ月です。たまには活動のこと、振り返り、などしてみたいと思います。

【ドイツ2020年】

ドイツに来てから4ヶ月が経過した。協力隊と違って1ヶ月の現地訓練はないから、仕事し始めて4ヶ月だ。ボツワナのときと比べつつ記録してみる。

【ボツワナ2015】赴任1ヶ月:語学訓練・ドミ生活

最初の1ヶ月はブリーフィングと語学訓練。セツワナは正直もっと多くの時間をかけても良いのかな。所属先にもよりますが私の所属先は授業含めてセツワナ語ですもの。それでも随分役に立っています。

【ドイツ2020】赴任1ヶ月:ホテル生活

会社支給のホテル(キッチン付き)での暮らし。街なかで会社まで自転車で5分。住民登録や、銀行もろもろ諸手続きでわからないことだらけ、手探りの1ヶ月だった。仕事は、、正直1ヶ月目は何もできなかった。海外では予想はしていたが引き継ぎや説明は不十分、手探りで人に聞きながらやっていくしかない。ドイツ語は会社のコースを受けようとしたが、すでに中途半端な時期なので次のタームから受けるように進められる。その代わりオンラインのコースを提供してもらうことに。

【ボツワナ2015】赴任2ヶ月目、3ヶ月目:任地赴任

最初の20日は家が準備されておらずホテルぐらしで朝晩ホテルのご飯でした。そのため5kg太りました。
 また、今の家に引越しにあたってボツワナ式の全体が見えない状態で行き当たりばったり的に椅子を運んだり、ベットを用意したりする様に戸惑い。足を痛めてつらい思いをして少しホームシックになった時期でした。

仕事に関しては、赴任直後で蔓延していたウイルスを沈めるのに躍起になり、整備しきれていないPCを直し、台数を確保して仕事に関しては信頼を得ることに成功した2ヶ月だったと思います。

【ドイツ2020】赴任2ヶ月目・家探し

とにかく家を探さなければならない、言葉も何もかも違う国で相当骨の折れる事だった。同じチームの同僚や、幸いにもザンビア隊員OB(2014-3)がいて、その彼(ドイツ人)に手伝ってもらうことでなんとか家を確保できた。正直、ドイツ人でも家探しは難儀なことらしい。

【ドイツ2020】赴任3ヶ月目・ビザの更新・住居環境の整備

家探しができたので、ビザの更新書類が揃った。上司についてってもらってなんとか更新申請もできた。配偶者登録や子供の登録も出来た。住居についてもインターネットや電気の契約も済ませた。仕事は相変わらずよくわからないけど、やれることをやっていくスタンス。

【ボツワナ2015】赴任4ヶ月目:ボツワナに溶け込む

赴任して3ヶ月目、カレッジのフェアウェルパーティーや、お葬式、私の家のハウスウォーミングパーティでカレッジの人々(生徒、先生、スタッフ)とのふれあいの多かった1ヶ月でした。

仕事も当面の問題はぼちぼち片付き始めたので仕事のペースは落ちた代わりに、ボツワナ人との交流が増えました。一緒に飲み、全くわからないセツワナ語をなんとなく耐え聞き。笑い、踊り、食べた2ヶ月でした。ご近所の孫の誕生日パーティにも誘われるなど地域でもだんだんと溶け込み始めた気がした2ヶ月です。

また、サウザンディストリクトという地区(関西地区みたいな感じの)のICT Education分科会のような会合にも出て、プライマリスクールの先生にも顔が出来た。先輩隊員が来てカレッジの人気者となって帰っていたことや、ワタシ的に初対面の図書館の人、プライマリスクールの副校長に「あなた、Unit4に住んでるよね」みたいに言われて「ああ、見られてるんだな」とびっくりした。

ランニング中に友だちができた。結婚するために警察官からマイン関連のコンストラクションの仕事に変えたという男性。来年の結婚式には呼んでくれるそうだ。(実際に呼ばれて行った!こんな嬉しいことはない)

そんな1ヶ月で、私にしては友達(日本の感覚だと知り合いレベルだが)が多く出来、ボツ人と遊んだ1ヶ月でした。

最初の2ヶ月に比べ仕事はボチボチペースですが、ひっきりなしにオフィスに来ていろいろ頼まれるので、ちょっとまとまった時間を確保する逃げ場所を確保したい今日このごろです。

【ドイツ2020】赴任4ヶ月: ドイツに・・・溶け込めてない

仕事面は、チームの中のチームに属して、いよいよ色々振られるようになった。まだ、補助付きだけど。4ヶ月でようやく補助付きで仕事ってペースが遅いがこんなもんだろうか。ボツワナから帰国して2年の日本生活が邪魔してる気がする。やや、私が控えめなのだ。アフリカで鍛えたグイグイがなかなか出来ない。それは、多分ドイツ人を理由にしておこう。ボツワナ人のような、フレンドリーさが少し足りず、日本人のようなシャイな感じなのだ。でも、多分思考回路は違うと思う。

ボツワナのような友達という感じはない、感覚的に日本の「知人」でもない。よくわからないけど、「音楽に飢えてる」話をしたら同僚の1人がデスメタル?プログレッシヴ・ロック?のライブに誘ってくれた。コンサート的にそこそこ有名な人が来るようなので、こんな初心者はやめておこうかと思ったが、「本来行く予定の友人が風邪でこれなくなった」ということで、新しい経験を得るチャンスかなと代わりに行くことにした。ライブはやっぱり良い。音楽性も悪くなかった。いい経験をしたし、少し同僚と親密になったかも知らん。

ドイツ語は、正直難しくちょっと心が折れている。JICAの訓練の凄さを思い知らされている。こちらのドイツ語の授業は、ほぼドイツ語だ。せめて初心者コースなのだから英語で文法用語は説明してほしい・・・。

【2020年】総評

音楽ライブを通じて同僚と少し距離が縮まったか? 距離を作ってるのは私なのだが、ボツワナと決定的に違うのは「お構いなしに入ってくるボツワナ」「距離を見て距離を保ってくるドイツ」そいういう感じなのだろう。他の同僚も特に不親切というわけでもないし、期待されてる感じもするが・・・。

今は、まだボツワナが恋しい。日本・・・?社会としてはドイツのほうが私にとっては住みやすい気がしている。理由はウマく説明できない。