人に親切で困ったら良い意味でも悪い意味でも助けてくれる。そんなボツワナ人で、疲れたらち安め、今日やることでも明日にしよう、と楽な方向に流れる傾向にあります。

また、依存体質なところもあり、困っても誰かがなんとかしてくれると見えるような節がある、実際大抵のことは誰かがなんとかしてくれるので困ったのか良い社会なのか、戸惑います。

と、書くとボツ人は仕事しない、いい加減な人たちばかりではないかと思いますがそうでもない。びっくりするほど「いますぐやろう!」モードになり、あっという間に一段落することも多いので何が彼らのスイッチなのかさっぱり分かりません。

仕事がほしいインターン

若者の雇用対策の一つとしてインターン制度があります。インターンとして働いて現場で働ける人材育成をしようと言う試みです。インターンはP1300(ドライバーさんでP3000程度)という低賃金なのでJOCVが「日本のボランティア」だとしたらインターンは「ボツワナ政府のボランティア」とインターンがぼそっと言ってました。

インターンは実績をつけて推薦状を貰って労働条件の良い職場に転職するのが目的ですので、よく働きます。私の所属するICT課にも二人のインターンがいます。

HP作成のお仕事

職場の先生が会社を立ち上げるそうで、その会社のHPが欲しいとのことで私に依頼が来ました。報酬を支払うのでというお話でしたがJOCVは賃金を得ることはNG。ヘルプはできるが報酬はもらえないという話をしたところ先生はインターンに話を振ることにしたということでした。

インターンに仕事が回れば、彼女の経験にもなるし、私も彼女をヘルプすることで技術移転ができるのかもしれないとこれはいい方向に転がったなと感じました。

仕事上のいきちがい

それから1週間か2週間経過して、どうなったのかなとインターンに確認したところ、「まだ仕事はしていない」とのことで、なぜかなと聞いたら「先生が雇用契約の同意をしてくれない」「お金の話をしてくれない」とブーブー言い始めました。確かに、この仕事はカレッジのインターンとしての仕事ではないので別枠で報酬をもらうべきでしょう。

ブーブー言うのですが、「どういうHPを作って、どの程度の仕事量になって、それにはどの程度の報酬が必要なのか、書類を作って説明したか?」と聞くと「してない。費用の事は話してくれないんだ」とのことでした。まてまて、どういう物ができる予定かわからないのに
会社を作る先生もどの程度支払うべきか検討がつかないだろう、という説明をし、同意書と見積もり持って話をするようにいいましたがどうもノリが悪い。私の推測でしかありませんが、インターンがは先生から報酬や労働条件の話をしてもらうのを待っているような気がしました。

それを見て「ははん」と思い、今度は先生のところに行って、「HPの件どうなってる?」と聞いたら「いや、まだ進んでないよ」と返してきたので「あれって、報酬だすんだよね?インターンの子が同意書と見積もり持って話をする形でしたらいいかね?」的に聞いてみると「ああ、そうそう、それでいいよ」とのことでしたので、インターンに「同意書と見積もり待ってるみたいだよ〜」と伝えたところ、「えっ!今週末やる!」と。

どうも、インターンは先生に対して話がしづらくて進められない。先生もうやむやにしたいわけではなくて「どう進めて良いかわからない。(or単純に忘れてる)」ような気がします。HPは生死に関わるようなことでないし、進まなくても、ボツ人が何を思うか分かりませんが、時々思い出して「あー」って思うだけで進まないんでしょうね。

この件は時々チェックしたいと思います。

仕事が無い若者

話がそれましたが、インターンとして実績をつけて就職・・・と言いますがボツワナ人の就職は想像以上に厳しい。インターンの子も「マイン関係で働きたい」というものの一方で「マイン関係で就職するには、マイン関係で働いている人との繋がりが必要」と口コミ社会、コネ社会の一面もあるようです。新聞見ると、求人募集でマインもありますけどね。

どのぐらい就職が厳しいかと言いますと、世銀のUnemployment, youth total (% of total labor force ages 15-24) (modeled ILO estimate)によりますと、若者15歳から24歳で2011-2015年のデータで若者の失業率はなんと「34.1%」おおよしそ3人に1人は職につけてない事になります。このデータのサンプリング方法まで見ていないのですが、15-24歳だと学生身分も多いはずで、学生をUnemploymentとするかどうかで、見かたは変わってきますが同じデータで日本は6.8%なのでこの数字はすごく高い事がわかりますね。

ちなみに、Unemployment, total (% of total labor force) (modeled ILO estimate)の全体の失業率を見ると「18.4%」。日本は4%なのでいかに高いか。

ボツ人のぼやき

さて、HP作成の仕事ですがボツワナの会社あまりHPを持ってないように思います。ボツワナ資本の会社が少ないということもありますが、Facebookの企業ページは作るもののいわゆるコーポレートサイトはあまりない。Facebookの企業ページって検索エンジンで引っかかりにくい気がしているのですがどうでしょう?

なので、HP作成会社作る案はどうですか?とインターンに就職の話をしている時に振ってみましたすると「会社を作ったとしてもボツワナの会社は選ばれない」と言うのです。あれ、どういう意味かな?と聞いてみると「何故かボツワナ人の会社は信用されないんだ。同じHP作成の会社をンポのような日本人と、ボツワナ人とで作ったらみんな日本人の会社を信用して選ぶんだ。だから作っても儲からないよ」と。「え?日本人と比較だとクオリティーと対費用効果の問題とかじゃないの?」と聞き返すも「たとえ日本人のその会社のクオリティーがボツワナ人の会社のものより低いとしても、みんな日本人の会社を選ぶ。」というのです。

ボツワナ人は誰でも助けてくれるし信用できるが、仕事となると確かにちょっといまいちな部分もあります。例えば、私の自宅のインターネット、契約と異なるスピードでしたのでクレームを入れたのが9月11日、それから音沙汰がなく再度確認したのが、9月23日。ようやく「技術者が連絡するからCellPhone番号教えて」と進んだのが「9月25日」。技術者から連絡があって状況を説明して「おお、それは問題だ!」と技術者に問題が伝わったのが「9月28日」。
 そして、9月28日、直すから後で確認のため自宅に居てくれと言われて、待っていたところインターネットは全くつながらなくなり、ボツワナの連休に突入したのです。連休明けの10月6日、再度クレームを入れ、毎日毎日「どうなってる?」と連絡し続け、2週間経過し、10月20日に最後はジュワネンのオフィスまで私が出向いて「どうなってる?」と直接聞いてから30分後に正常に契約通りのスピードで繋がりました。実に、1ヶ月半。ネットが全くなくなってから2週間以上。このインターネットは月額制なんですけど、この間はどうなってしまうんでしょう。また、後日請求が来た時にクレーム入れることになるんだろう。

このインターネットいざこざの話をこのインターンともう一人その場にいたレクチャラーにして「まぁ、こういう仕事をしていると信用されなくなるよね」と言うとその場に居たレクチャラーも「銀行も連絡すると言ってからから2週間音沙汰なしだった。2週間!」と言うてましたので信用されなくなるのも「なるほど納得」なのでしょう。いやいや、インターン「私は違う!」と反論すべきじゃないのかなと思うのですがそうでもないのよね。

まぁ、一事が万事この調子で、お見合いや行き詰まれば固まり放置され、うやむやになるので、こちらからチクチク確認をしなければならなのでは困ります。頼みたくないわ!そら。なるほど、ボツ人もそれでは困るから「何だかんだで進行して行く他国主体の会社を選ぶ」んじゃないですかね。

と、そう考えたある日の午後でした。若者も「仕事が無い!それがボツワナだー!」なんて腐らず解決策を考えるというよりは、手を動かして前に進んで欲しいところです。

ちなみに、インターネットの会社は国営でほぼ一社独占なので、こういう対応でも「あー。」って感じですかね。写真は記事とは関係ないですがSUMOという洗剤。これが日本のスポーツと知っているボツ人はどれぐらいいるだろうか。