ボツワナ式出張:ワークショップ:会議編
前回の記事から随分時間が経ちましたが、出張、その実態についてです。この出張や会議はあくまで一例でボツワナ全体でこうというわけではないだろうと思います。参考までに。
集合 7:30
まぁ、何だかんだで大体8時半ぐらいになりますかね。車で小1時間かかるが、出張扱いにならない微妙な距離のカレッジの担当とかいますから7時半きっちりは難しいような。
1日目
この時点で知ってることは**「オンラインエデュケーションシステムについてミーティングします〜。ワークショップもします〜。」**というのだけ。さてさてと思っていると、本日のプログラムを持った女性が隣に座ったので見せてもらいました。
- 自己紹介
- システムのデモ
- 話し合い
- ティーブレイク
- 話し合い
- ランチ
- 話し合い
「話し合いだけ!?」 というのが最初の感想。もちろん**話し合い(Discussion)**に時間をかけるのも悪くないがこの時点ですでに嫌な予感しかしない。
話し合い
アジェンダがあるわけではないので、各人言いたいことを言いまくるという、良い言い方をすればブレーンストーミングのような、ゴールが何処にあるのか、ゴールがないような、、話し合いが延々1時間半。
ティーブレイク
スコーンと、サンドイッチと紅茶、ルイボス、コーヒー(リコフィ)などが、出ます。結構豪華です。ただ、これらが出てくるまでに30分ぐらい待ちました(笑
ブレイク後の会議
ブレイク後の会議も、ブレイク前とそう変わらない、やんややんやと各人が口をだすだけの会議です。略語や機関の名称などがどんどん出てくるので、隣にいた主催者側の人に聞きまくってメモをしました。
ランチ
会議もたけなわというか、結論を出す会議ではないので飽きてくるのでランチになります。ランチも出てくるまでに30分以上かかりました(笑
午後の会議
なんと、午後からの会議は**「水が出ない(断水)なのでトイレも困るし、学校の授業も中止になったので、会議もありません」**というわけで、解散。
しかし我々はJOCVは主催者側と、会議をちょっとだけして終了。主にはシステム中央管理に関すること。
ちなみにですが、Moodleというオープンソース系コースツールに関するワークショップで、各カレッジが独自に管理しているユーザ(生徒、先生)情報を統合して1台のMoodleだけで、全カレッジが賄えないかという相談でした。しかし、これは各カレッジが独自でアカウント管理をしていることから難しいことが容易に推測できます。また、どういう目的があっての中央管理をしたいのかという点がボヤーッとしているので、中央管理はすぐには無理ということでまとまりました。
雑感
会議という名のチャッティングですので、話を聞いて、ソリューションを考えるというモードで挑んでいる私には疲れる会議でした。ただ、この会議は、普段会わない上の人(ミニストリ関連)に言えるチャンスなので、単なる「メンバーのガス抜き」も兼ねてる(不平不満や問題をぶっちゃける会のような)のかなと思います。
また、言いたいことを言ってるだけで、全体としてはまとまりがないのですが、一つ一つの意見はそう外してはないとも思います。
しかし、話し合いに1日(実際には数時間)ってのはいささか時間が勿体無いような気がしました。あ、ボツワナは「Morero(話し合い)」を重んじる文化でした。納得。
というわけで、ワークショップ編に続きます。写真は、セレビピクウェの技術短期大学の校舎。壁に描かいてありました。
さて、午後の会議が無くなったので午後は暇になった我々。ボツワナ人の同僚たちは、いつものごとく、「Gabsに上がってきたついで」にいろいろな私用をこなす時間になったようです。
ワークショップ編に続く