言語の壁その1

言語の壁その1

セツワナ語を話せ

随分ご無沙汰してしまいました。Term1が始まり、あっという間にTerm1が来週23日で終わります。最近はICTコースの学生の名前をボチボチ覚えられるようになって来て、学生とふざけ話をしたりすることも多くなりました。

仕事(学内システムの向上)については、1台だけだったADサーバを古い壊れていたサーバを学内にあるパーツを使って修理して2台にする、Moodleというオンライン学習システムを構築するということをメインに日々の障害対応(大したことはない、大体上流がおかしくなることが多い)とヘルプに相変わらず忙しいです。

さて、タイトルの通りある先生がしきりにセツワナ語を話すべきだと言います。私は正直、仕事でセツワナ語を話すつもりはないと明言して拒否しました。

私の主張

拒否の理由は、「ボツワナ人は英語が理解できるじゃないか、私の仕事の優先順位は技術を伝えることであってセツワナ語を話すことではない。そもそもだICTの技術の大半は英語圏からやってきてドキュメントは英語じゃないか。それに私は英語でさえ君たちより劣っているのにセツワナ語で伝えられるわけがないじゃないか」

議論

この会話には複数のICTのレクチャラが聞いていて(いつも聞いてるんだけど)、大体私の言うことも分かるというような反応でした。「確かにプライオリティはセツワナ語を話す方が低いな」とか「確かにOSI参照モデルをどうやってセツワナ語で説明するんだ?」とかいう感じです。

さて、このセツワナを話せといったレクチャラーは「いや生徒は英語が駄目だ。それに、人々はセツワナを主に話すだろう?」というのです。さらに、「英語は我々にとって第二言語だからセツワナ語より理解ができないんだ」とこれに対して私は「俺にとっても英語は第二言語やねんから、イーブンじゃないか」と反論し、「大体セツワナ語は難しいよ、話せるようになる気がしない」といったのです。

すると彼はこう言いました「いや、セツワナ後はシンプルなんだ。我々を見ろ、俺は特にカランガだから、小学校入るまではカランガを話してた、小学校からはセツワナ語だ、小学校高学年からは授業が英語になるんだ。そして、アフリカには多くの言語があってどれもすぐにできるようになった。何が言いたいかというと、それぐらいセツワナ後はシンプルで簡単だ!

というのです、これに対して私は「オイオイ、カランガもセツワナ語も含めアフリカの多くの言語はバントゥー語群という同じ種類の言語じゃんよ。だから互いに覚えるのが簡単なんだ。日本語は全く違うから、他の言語をやるのは難しいんだ」と反論したところ、この点については「納得」だそうです。

しかし、やっぱりまだ腑に落ちない様子だし、私も諦めてるだけで理解できるようになるもんならなりたいわけですので、こう言いました「しかし、どうやって勉強するんだよ、辞書もねーし、教科書的なものもあるのかどうかわからねーし、人々は"教えるぜ!"というが、ただ、口でセツワナ語を言うだけで、その文章がどうなってるのか文法的なものを説明しねーじゃねーか。それじゃ、わかんねーよ」と。

実際、口で言われて意味を一回聞かされて、こちらがオウム返しでその文章を口すると「ほらできた。めちゃ上手だ!シャープシャープ」とボツ人は満足気なんですが、発音に関してはセツワナ語と日本語ではよく似ているところが多いので上手に発音できるようで、理解出来てると誤解を与えてるようなのですよね。真似してるだけでどういうセンテンス構造になってるか理解してないので意味がさっぱりわからない。

どういうことかというと例えば、「Kebonyethebe」(ケボニェテーベ)さんという人がいます。こんな長い名前覚えられないんです。そしてこれの意味は「I saw money」だというんです。これを口で言われても何でかわからない。たまたま、これがPCの画面に出ていてジーっと見て「なんでI saw moneyなんだ?」と考えていて、分かりました

Ke = I
bonye = saw (bona = 見る )
Thebe = テーベ(ボツワナの通貨の補助単位)

なんですよ!bonaは習って知ってました、過去形は末尾がeで終わることが多いということを覚えていたので「もしや」と思い、ボツ人に聞いたんです「オイ待て、聞け(ボツ人はひっきりなしに「ケボニェテーベ、I saw money」と繰り返すばかり。)、bonyeはbonaの過去形だな?とすると「そうだ」と、ようやくこれで私は理解できてスッキリしたわけです。

ここまでステップを踏まないと正直飲み込めないんですよね。モヤモヤして10分ぐらいでもう忘れてしまう。

というわけでこの議論は「セツワナ語と英語をきちんと教えられる先生を有料でいいので、教員の資格のある先生を見つけてくれるか、スクールを教えろ」というところで決着しました。

そのレクチャらは「おう、今週末に探すぜ!」とやる気を見せてくれていましたがその後2週間立ってもまだ探している様子はありません。。。

・・・続く。写真は土砂降り+長雨(超珍しい)で家の前にできた水たまり、Lake Mphoです。こんなに水浸しでも雨が止んで24時間以内に水はなくなります。

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2025 Techno

2025 Techno

2025年になりました。昨年度から本格的に聞いてきたテクノミュージック(主としてHardStyle、Schranz、Industrial、Dark)、このページに聞いてきたアーティストをリストしてきました。本年度も継続して追いかけていこうと思いますが、2025年に聞いたアーティストはこのページに新たに追記していきます。 2024年のリストに掲載済みのアーティストで2025年に改めて聞いたものであっても、改めてこのページに追記して好感度を(+)で改めて表す予定です。複数回聞いたものはそれぞれの回ごとの評価にしよかな。去年1年聞いて好みが変わったり、アーティストのスタイルが変化していたりするかもしれませんしね。それでは本年度もよろしくお願いします。 Die Liste 2025 * Fjusha * + * ++ Teletec Showcase * Shlømo ++ * AZYR++++ * アジールくん。去年から名前はちょいちょい見かけたけどやっと聞けた。かなりよかった。 * UEBERREST++ * AXRTUR * Lola Ceris

By Mpho Sato
PICKUP ARTIST: MOIA

PICKUP ARTIST: MOIA

今回は、MOIAを紹介します。彼女は、2024年4月のCHARITY RAVE FOR CANCER BY NIKOLINAで知りました(Donor Gallery dkfz. Let's dance together for a good causeに掲載されています)。ただ、AM4時からの演奏で私の体力もなく、ちょい聞きで帰宅したのであります。 このページにあるように、ちょっとでも聞いたアーティストについては自宅で復習をするんですが、その際にMOIAに関しては「また聞きたい」と強く思うサウンドを展開していました(いや体力持たなかったんです。その日)。彼女は自身のリリース曲を持っていますが、インダストリアル、ハード、そしてちょっと妖艶、シャーマニズム的なそういう雰囲気のある、RA.CO的にはドリーミングな曲調が印象的です。 まぁ、これが良いんですね。若干トリップ感ある感じなのとハードな感じが体の中にあるストレスを圧縮爆発して解放されるそんな感じです。 なかなか、近くのクラブに来ることがなくて2回目ちゃんと聞けたのは10月のF2F Female Edition でした。 こ

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PICK UP ARTIST: CLOUDY

PICK UP ARTIST: CLOUDY

CLOUDY, 2024年5月の4h extended setでンポに衝撃を与えたDJです。人気急上昇中でアイドルに近い感じのようになっていて、このDJが出演する回はとにかく人がぎゅうぎゅう詰めになります。 サウンドは、ハードテクノ(シュランツ)にグルーヴィを取り入れたような感じでハードテクノ寄りなのですが少し一般ウケしやすい形になっていると思います。その回の彼女のセットがその時の私のフィーリング、バイオリズムにばちこーんとフィットしてしまったとはいえ、私をこの分野に定着させたDJかと思います。彼女はまだ自身のリリース曲を持っていないDJです。 Instagramでのファンに対する返信や反応もよくしてくれていて、その人柄もファンを熱狂させる原因かもしれません。日本のアイドルを追っかける気持ちが少しわかりました。とにかく楽しそうに曲を操るので彼女の情熱や愛情が伝わってきてこちらも熱くなる、そんな感じです。 ALL NIGHT LONG 彼女の詳細はRA.COで確認できます。 HÖR 2025.4.13 追記 今年は幸いにもすでに、2回Cloudyのプレイを楽しめました(T

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