言語の壁その2

言語の壁その2

失礼な言い様!の裏側

前回、「英語で十分じゃねーか」という主張をしたというお話でしたが、私もそんなにバカではないと思っているので現地語の重要性は理解しているつもりです。しかし、どうしても現地語セツワナ語で説明できるようになるにはすごく壁を感じてしまっていて、なおかつボツワナ人の「Ke ruta Setswana(セツワナ語教えるぜ!)」に辟易してることもあり、つい、「英語でいいじゃないか運動」を繰り広げることになってしまったと思っています。

レクチャラは「ここの生徒はあんまり英語得意じゃないよ」という言葉を受けて、改めて振り返ってみましたところ、あることに気が付きました。

生徒が私に物を頼む際の頼み方が失礼なのです。

  • Mpho, fix.
  • Mpho, help me.
  • Mpho, come!
  • Mpho, print for me.
  • Mpho, give me 5 pula.
  • Mpho, buy for me.

最後の2つはちょっと試してみるというご愛嬌らしいですが、どう見ても「命令口調」に聞こえますよね。こちらは学業が円滑に進むように手助けをする立場かもしれませんが、いやいや、個人のスマホがおかしなって助けてほしいのに「fix this phone」はないやろと思うんですわ。

実際、そっちにあるものを「Mpho, pass me that thing.」と言って「やってくれるか試してる」奴もいて、私もやってあげることも多いのでストレスを感じる・・・ということもあるでしょう。

時々、同僚に「届けてあげるの?取りにこさせるべきよ!」なんて怒られますが、さっさと用事は片付けたいの、学内をあっちへ走りこっちへ走りするわけです。

話がズレましたが、この失礼千万なものの言い様につい「頼み方知ってるか?」「Wold you please〜」とか「Could you please〜」とか言うんやで」とかいうこともあるんですが、相手は「ポカン」とした様相。

つまりですね、生徒は英語が苦手なためこういう言い方になっている可能性高い!と薄々思っていたことを認めざるを得ないのではないかと思うようになりました。

しかし、まだ半信半疑な私は最近見つけた「Student personal file」というモノを見ることにしました。これは、学生のOman(身分証)のコピー、小学校からの成績一覧、連絡先などの個人情報のファイルです。というか、スタッフルームとは言えその辺に置いとくあたりが良いのかという感じがしますが。

一応、その失礼と感じやすい人物がいるグループのファイルを担当レクチャラに断って見させてもらうと、、、思った通りで、A(最高)からHぐらいある成績のうち、C,D,E,Fあたりのようです。「そりゃ英語がもっと出来てればカレッジ(短大)じゃなくて、ユニバーシティに行くよね」という先輩PC隊員の言葉が頭をよぎります。(笑

・・・なるほどレクチャラの言うことはもっともなんだなと分かった次第でございます。ま、元々勉強したくないわけじゃないのでこれからちょっとづつでもなるべく話すようにしていこうと思います。それでも、生徒は私より英語を理解できると思うんだけどなぁ。。

あと、私が「セツワナ話したくない」とか「生徒が失礼な言い方をするんだが」とかいう話はレクチャラが生徒に伝えているようでお恥ずかしい限りです。それでもって親しみを込めて(最近は慣れたのかそれが随分感じられるようになりました)付き合ってくれている生徒や同僚には感謝するばかりです。

次回は、失業率が20%を超え、若者がなかなかフルタイムの仕事につけない、、と言われるボツワナの就職について思うことを書きたいと思います。

写真は、先日の結婚式で飲んだトラディショナルビール。飲むの2回めでしたが、うまくはないけど、まず過ぎくもないみたいな? アルコール度数は低めだそうですが、自家発酵なので強すぎることもあるとか。

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2025 Techno

2025 Techno

2025年になりました。昨年度から本格的に聞いてきたテクノミュージック(主としてHardStyle、Schranz、Industrial、Dark)、このページに聞いてきたアーティストをリストしてきました。本年度も継続して追いかけていこうと思いますが、2025年に聞いたアーティストはこのページに新たに追記していきます。 2024年のリストに掲載済みのアーティストで2025年に改めて聞いたものであっても、改めてこのページに追記して好感度を(+)で改めて表す予定です。複数回聞いたものはそれぞれの回ごとの評価にしよかな。去年1年聞いて好みが変わったり、アーティストのスタイルが変化していたりするかもしれませんしね。それでは本年度もよろしくお願いします。 Die Liste 2025 * Fjusha * + * ++ Teletec Showcase * Shlømo ++ * AZYR++++ * アジールくん。去年から名前はちょいちょい見かけたけどやっと聞けた。かなりよかった。 * UEBERREST++ * AXRTUR * Lola Ceris

By Mpho Sato
PICKUP ARTIST: MOIA

PICKUP ARTIST: MOIA

今回は、MOIAを紹介します。彼女は、2024年4月のCHARITY RAVE FOR CANCER BY NIKOLINAで知りました(Donor Gallery dkfz. Let's dance together for a good causeに掲載されています)。ただ、AM4時からの演奏で私の体力もなく、ちょい聞きで帰宅したのであります。 このページにあるように、ちょっとでも聞いたアーティストについては自宅で復習をするんですが、その際にMOIAに関しては「また聞きたい」と強く思うサウンドを展開していました(いや体力持たなかったんです。その日)。彼女は自身のリリース曲を持っていますが、インダストリアル、ハード、そしてちょっと妖艶、シャーマニズム的なそういう雰囲気のある、RA.CO的にはドリーミングな曲調が印象的です。 まぁ、これが良いんですね。若干トリップ感ある感じなのとハードな感じが体の中にあるストレスを圧縮爆発して解放されるそんな感じです。 なかなか、近くのクラブに来ることがなくて2回目ちゃんと聞けたのは10月のF2F Female Edition でした。 こ

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PICK UP ARTIST: CLOUDY

PICK UP ARTIST: CLOUDY

CLOUDY, 2024年5月の4h extended setでンポに衝撃を与えたDJです。人気急上昇中でアイドルに近い感じのようになっていて、このDJが出演する回はとにかく人がぎゅうぎゅう詰めになります。 サウンドは、ハードテクノ(シュランツ)にグルーヴィを取り入れたような感じでハードテクノ寄りなのですが少し一般ウケしやすい形になっていると思います。その回の彼女のセットがその時の私のフィーリング、バイオリズムにばちこーんとフィットしてしまったとはいえ、私をこの分野に定着させたDJかと思います。彼女はまだ自身のリリース曲を持っていないDJです。 Instagramでのファンに対する返信や反応もよくしてくれていて、その人柄もファンを熱狂させる原因かもしれません。日本のアイドルを追っかける気持ちが少しわかりました。とにかく楽しそうに曲を操るので彼女の情熱や愛情が伝わってきてこちらも熱くなる、そんな感じです。 ALL NIGHT LONG 彼女の詳細はRA.COで確認できます。 HÖR 2025.4.13 追記 今年は幸いにもすでに、2回Cloudyのプレイを楽しめました(T

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