就労ビザについて
労働許可?滞在許可証(ビザ?)
ドイツで就労が決まったのは、日本にいる間でした。なんでも「Work permit(労働許可)」と「滞在許可(ビザ)」が必要だということで調べたのですが、この2つが同じものなのかどうなのか未だによくわかりません。
日本にある、ドイツ連邦共和国大使館・総領事館に問い合わせを投げたのですが「日本の方はドイツに行ってから労働許可とビザを取ることが一般的です」という回答でした。しかし、私の契約は11月1日、会社だって働いているので3ヶ月前とかにドイツに行けるわけないじゃない!と、ドイツの雇用主に「ドイツに渡ってシェンゲンビザで働けるのん?」と聞いたら「駄目です。ワークパーミットをとってくれ」という回答。
ほんじゃま、日本の「ドイツ連邦共和国大使館・総領事館」にとりあえず申請をしようと予約をして(なんと予約は1ヶ月以上先まで埋まってる。早めの行動を!)、書類を分かる範囲で揃え、契約書の原本もFedEXで送ってもらい(HRはコピーでもいいじゃない?なんて適当なこと言ってたけど!ドイツはあかんで!)行ったわけです。
すると、「労働ビザは労働許可がないと発行できないんです」というお言葉。あちこち事前に調べて、そうかなと思っていたので、ドイツの雇用主に「労働許可をとって、原本を送ってくれ。」とお願いしていたので事前の労働許可証にあたるのか「Bechäftigung ausländischer Arbeitnehmerinnen und Arbeitnhmer」という書類をBundesagentur für Arbeitから会社が代行で取得して原本を送ってもらいました。
それで、発行されたビザが「タイプD」というもので、なんと有効期間はたった3ヶ月。正職やのにケチくさい!と思いつつ渡独。3ヶ月しかないので、次の更新の予約どうするんやろと思っていたら、手紙が届いて「〇〇の○時に外人局に来て手続きしなさい。時間が駄目なら電話して予約調整するように」というお達し。
ドイツ語出来ないのに、電話して変更なんてハードル高いなぁ。と思いつつ、会社に相談したら上司が着いてきてくれて、家も見つかり、書類も揃えられて無事更新手続きができました。
実は、書類はコピーが必要だったのですが見落としていて、ちょっと焦ったのと、なぜか大学の成績証明書を求められました。事前に来た案内の必要な書類リストには載ってなかったのに!
大学の英文成績証明書、卒業証明書は、なんか嫌な虫の予感がして日本から持ってきていたのと、外人局に行く朝にも嫌な予感がしたので持っていってました。なんという虫の知らせでしょう。
(多分、日本でビザの取得に必要だったので、今回ももしやと深層心理で思ったのだと思います)
さて、手続き後、eATという電子版の滞在許可が出来るまで6〜8週間かかるそうなのですが、その間に既存のビザは期限が切れます。それでは不都合がおこるので、手続き時にfiktionsbescheinigungという仮のビザを発行してくれました。この仮のビザの有効期限は6ヶ月。今持ってる、ビザを延長するための証明書です。パスポートとビザとfiktionsbescheinigungを一緒に持ってなさいというお達しでした。
必要書類一覧(コピーを持っていく)
このリストはあくまで私の場合で、地域によっても違うかもしれません。
- biometrisches Lichtbild (nicht älter als 6 Monate)
- Gültiger Pass/Passkopie Antragsteller
- Mietbescheinigung/Mietvertrag
- Krankenversicherung
- Finanzierung des Lebensunterhaltes
- Kopie Einreisevisum
- 100€
- Grund des Aufenthalts
申請用紙に英訳は載っていて100ユーロと、「Grund des Aufenthalts」が手書きでした。申請用紙に「コピーが必要」と書いてあったのに私は家探しが終わって「書類揃った!」とホッとしてしまいコピーを忘れてました(笑
上から日本語でいうと
- 撮影後6ヶ月以内の証明書用写真
- パスポートのコピー
- 賃貸契約書
- 保険加入の証明(カードの保険証のコピーでも良いのかもしれませんが私は、保険会社から加入時に届いたサイン入りのレターを持っていきました。サインが大事だと思ったので)
- 収入証明(会社からの給与明細)
- 現行ビザのコピー
- 100ユーロ(eAT発行手数料。上司は「高っけ!」ってお驚いてた)
- 滞在理由(Grund des Aufenthalts)
最後の「滞在理由」って、「労働ビザなんだから仕事に決まってると思うんだが・・・。持参書類リストに労働契約書つーのもあるんだが。はて?」と会社のHRに聞いたところ「よくわからないので、外人局に聞いてくれ」という冷たい返事。自分の事は自分でが基本なのよねー。と、Google翻訳を駆使してドイツ語でメールをしたところ、「雇用契約書」ですとの返事。メールの返事もらえるって素晴らしい!(笑
会社に報告
上司が外人局に一緒に来てくれたのでなんとかスムーズに申請できました。ちょっと疑問なのは、家探しでもそうですが、助けてくれるのは同じチームの人で、人事担当ではないんですよね。人事の仕事じゃないかなと思うのですが、そうではないらしいです。あくまで「同僚が家がなくてビザ更新が滞って働けなくなるとチームが困る」という理由でのヘルプみたいですね。
メモ
この方の記録が詳しく、ああ、こんなかもと思います。しかし、ドイツでは法律やルールがコロコロ変わりますし担当者によってもまちまちです。柔軟な対応を出来るように心がけましょう。