愛
お店が開いた。
ドイツでは制限を緩和して一部のお店が今週から条件付きで営業しても良いことになった。家の近所のアイスクリーム屋さんは今日は長蛇の列だった。いい天気だったしドイツ人甘いもの大好きだし。みんな待ち焦がれていたのも納得。大きなショッピングセンターも営業していてこちらも車が入る入る。先週はイースターホリデーで人が動いただろうし、今週はこのお店の営業で人が集まるだろう。来週、再来週のコロナウイルスの動向が注目される。
マスク義務化と罰則
お店がオープンして人が集まっちゃったもんだからかどうかはわからないが、27日より私の住むBW州ではお店の店内と公共交通機関ではマスクの義務化となった。取締は、これまでの接触制限と同じく警察が巡回して行う。罰則は無いようだけど検討中とのこと。
ドイツで思うのは条例がポンポン決まりあっという間に施行される。条例も罰則を伴う。接触制限なんかは罰則付き。しかも罰則も最大25000ユーロ(300万ぐらい!?)あるいは数年の懲役。
罰則なんて厳しすぎる! なんて一瞬思うんだけど考えてみたら、守る人は罰則ありなしに関わらず守るわけだから罰則あったて関係ないよね。個人的な意見だけど自粛という人の善意に訴えかけたやりかたはやっぱり良くないと感じる。自粛の場合、きっちりやってる人は、「自分はやってるのになんでテメーはしないんだ」という感情が生まれるんじゃないか。やらない人にとっては何らかのモチベーション無いわけで、条例や罰則はモチベーションがない人でも自分に不利益がかかるからやろうと思うだろう。罰則があった場合、「普段守ってるのにうっかり今日だけ!」ということが起こりうるだろうけど、それは交通違反と同じかなと思うしなぁ。
また、それに加えてドイツの場合だけど納得の行く説明が必ずついてくる気がする。理にかなっているし説明もしている。それに足してデモをしてみたり反対の意見も言う。悶々と溜め込まないのかもしれない。見習いたい。
と、思って先日の日本の緊急事態宣言の全国拡大の安倍総理の説明をライブで見ていたんだけど、日本だってきちんと説明しているように思えた。普段関心がなくてみてないだけなんだろうなと思う。ワイドショーやニュースでは揚げ足を取りたいところを切り取って報道しているのがよく分かるなと思った。ドイツに来て日本の政治に関心がモテるようになるなんて少し皮肉だな。
ジオキャッシュ・自転車
お店が開いたので、自転車をついに買った。何日か自転車屋さんに終業後に行ったのだけど、入場制限があって16時以降に並んでも入れるかわからないとのことで(お店は19時まで)、金曜日に15時半ごろに仕事を切り上げて自転車屋さんに行って買った。外での待機時間は30分ぐらいだったと思う。椅子が間隔開けておいてあって長時間待つんだ感を醸し出していた(笑 ちょっと予算オーバーしたけど満足。クロスバイクにしようと思っていたけど一目惚れでマウンテンバイクになってしまったが気に入って土曜日も30k,日曜日は50kも走ってしまった。うぇーい。今、全身が痛い。返ってきてシャワーを浴びて、パスタをどか食いして一眠りしていたら足がつった。久々のこの感覚にコロナの暗い気分も少し吹っ飛んだと思う。普段より少し遠くまで移動できる自由って心が晴れるもんだ。
ドイツは本当に自転車道路が整備されていて、自転車の取り扱いはどちらかと言うと車両。また、このあたりは特にフラットな地形で走りやすい。なにかでドイツ人は森の人といわれるなどと読んだ気がするが本当に森がたくさんある。自然保護区も多い。緑が多い。カールスルーエにはWaldstadt(森区)という地名があるぐらい。そこはほぼ森の区。
ここ最近ライン川をこえた、Bienwaldという森が気に入っているのだけど、森の中も自転車が通れる未舗装道路が縦横無尽に整備されている。林業のための林道なんだろうけど。その中を自転車で走っていると人々の森への愛が伝わってくるように思う。好きというレベルではなくこれはもはや愛だと思う。
久しぶりに楽しかった。隣に素敵な人がいればもっと良いが一人も良い。